高齢者

コラーゲン注入で発生する効果と問題点

肌の外側からは浸透するということは困難で、食べ物として入れてもアミノ酸に分解されてしまうコラーゲンの摂取方法として、コラーゲン注入というものがあります。
これは、れっきとした整形治療法なのですが、これを行うことでどういった効果が出るのか、そしてどういった問題点があるのかを少しみてみます。

まず、コラーゲン注入とは、減少している、つまり肌の上でシワやたるみがあってへこんでいる部分に注入することで、コラーゲン密度を上げようとする治療法なのですが、これは、完全な機能回復というよりも、へこんだ部分の盛り上げという要素が強いのが事実です。
例えば、鼻を高くしたり、豊胸といったこともこれにより可能になります。
しかし、こういった見た目効果だけでなく、コラーゲンが注入されることで、衰えていた新陳代謝を改善させることができます。
ということは、その他の肩こりや腰痛などの改善も期待できるということです。

しかしながら、これには問題点がいくつかあるのです。
まず、この注入したコラーゲンは時間が経つと確実に分解、吸収されるということです。
これは免れません。
そのため、定期的なメンテナンスもしくは再度施術が必要になります。
そうでないと、またすぐにへこんでしまうことになるからです。

また、ヒアルロン酸注射と比べると、アレルギー性が高いというデータもあります。
腫れや赤みなどのアレルギー症状が出る場合もあるのです。
自分の肌に注入し、整形治療ではあっても、原料は動物性や海洋性といった自分のものではないコラーゲンを使うということは認識しておくべきかもしれません。
そして、コラーゲンというのは、たんぱく質ですので、あまりにたんぱく質が増えすぎると体の中の栄養バランスが崩れ、不調が現れてきます。
これについても注意が必要です。
基本的にはバランスの取れた食生活と生活習慣で体を整えたうえで、不足している肌の衰えたコラーゲンを補うためや、ちょっとしたプチ整形のためなどといった目的で利用されるべきなのです。


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